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■イタリア軍 M14/41中戦車 [1942年、アフリカ]



キットと実車について

イタリア軍のM14/41中戦車です。
登場時こそ世界水準の車両だったものの
足回りの弱さと車体の小ささから来る拡張性の少なさ、
そしてなにより致命的に薄い装甲で
あっという間に時代遅れとなってしまった悲劇の車両です。

本当はズベズダ(金型はイタレリ)のキットで
作ってしまうのが一番楽なのですが、
今回手に入らなかった為
ズベズダのM13無線指揮車型(カルロ・コマンド)に
タミヤの砲塔とモデルカステンの履帯を組み合わせるという
ゴタ混ぜ作品となっています




製作《1》

ズベズダの方は上でも触れているとおり元々イタレリの金型で
今の目で見ても名作といえる出来なのですが、
いくつか省略や間違いを発見したので
まず最初にこれを修正しています。

主な作業は以下の通り。
・リーフスプリング式サスペンションを固定している板に
 穴が無いのでピンバイスで開口。
・フェンダー前部の点検用の穴を開口。
・ドライバー用ペリスコープと
 始動クランク差込口は形状が正しいタミヤ版から移植。
・エアクリーナー(?)上部にリベット追加。
・タミヤの砲塔はリベットが足りないので追加。
・キットのナンバープレートはデカールなので、
 手持ちのガレージキット(L6/40軽戦車)よりエッチングパーツを流用。








製作《2》

今回はアフリカ戦線仕様としての製作なので

・ジェリカンはドイツ軍と同タイプを使用。荷物満載。
・車体左側にジェリカンラックを増設
・車体後部はエンジン点検用のアクセスハッチを
 開いたところに鉄板を渡し
 荷台にしている写真があるのでこれを再現。
・機銃架は参考にした写真では外されていたので無い状態に
・車体に増加装甲代わりの土嚢
・車体前部のアクセスハッチは一度切り取って開いた状態に





塗装とか

いつもの塗り方をやめて
サンドイエローを基本色として、面の中心に白を混ぜた明るい色を吹き付けて
アフリカの強烈な日差しを意識した塗り方をしてみました。
ウォッシングの仕方も従来とは変えて、筆でぼかすようにしています。
チッピングはハイライトを書き込んだ後ハンブロールの77番を使用。
最後にパステルで足回りを汚してますが、
ここはもう少し派手にやって良かったかもしれません。




その他

■参考資料
グランドパワー2003年8月号別冊「第二次大戦 イタリア軍用車両」
ストリア・ミリターレ 「イタリア軍の装甲車両1923-1943」
そのほか海外の資料サイトには
非常に貴重な画像があり、大変お世話になりました。

余談その1。
10年ほど前に読んだ本で大真面目に
「イタリアの戦車は前進1段、後進5段」と書かれていたのを
最近までずっと信じていました・・・・・・・・。
イタリアの人ごめんなさい。

余談その2。
イタレリ・ズベズダ・タミヤ共にキットの表記ではM13/40となっていますが、
実際にはM14/41が正しいようです。